奢れる人も久しからず

福岡県と山口県に許可を得て鍼灸の仕事をしておりまして、
県境の山口県側に壇ノ浦という場所があり、時々出張で来ています。
往来する船と関門橋がきれいなところです。
沈船が眠っている悲しい海でもあります。
1000年遡れば平家の壇ノ浦の戦いは有名ですね。

平家って何?と思ったらあっちゃんの話を聞こう

平家物語の冒頭って凄味どんだけ

祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。
沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。
奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。
猛き者も遂にはほろびぬ、ひとへに風の前の塵におなじ。

『平家物語』第一巻「祇園精舎」より

国語の教科書に載っていて暗唱させられました(笑)
言葉に刃物でサクッと切るような残酷さがありませんか?
子供時代の私は読んでドキドキしました。

ついに地裁の判決が出ました

今日は仕事で工藤会の拠点があった町を車で通りました。
奇しくも組織のトップの判決が出たばかりでしたので
「あの人たちはもう、この町の景色を見ることはないんやろな」
と思いながら運転しました。

人道に外れたことをやりすぎた結果でしょう。
因果応報といいますが哀れです。
虚勢では人は幸せになれない。

ひとへに風の前の塵におなじ。

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福岡県警工藤會対策課 [ 藪 正孝 ]