犬と旅したくなって冬の北陸に行ってしまいました(留守番の猫たちと白川郷でこわばる大型犬編)

2022年1月15日、旅の最終日の早朝。
前日の居酒屋で「命知らず」と驚かれたのを
私は布団の中で思い出していました。

「冬の北陸が見たいと言ってはみたけどさ
雪を甘く見てたよね……」

リリーにフードをやりつつ独り反省会は続く。

「旅行に出かける前日に天気予報を見たのよ
スケジュール通りに行かない予感はしたさ
でも旅行を取りやめようとは思わなかったのよー
ドッグフードを余計に持っていこう、とは思ったけど」

ぶつぶつ言いながら何かするのは私の癖ですね(笑)

今回の旅の教訓。
犬との旅行に念入りな準備を怠るな!

ホワシェパはお腹を壊しやすい犬なので、
フードもなんでもいいって訳じゃない。
もしあの時多めに持って行こうと思わなかったら
不慣れな土地でフードを探し回る羽目になっていたかもです。


家ではニャンズがお留守番していました。
姉に毎日様子を見に来てもらっていて、
まさかの日程延長で負担を増やしてしまった。
「いいよ〜」と快く引き受けてくれて、よい姉です。
でも次回からはペットシッターさんに頼むようにしよう…。


最終日は雪の嵐がようやく過ぎ去り朝から晴れ間が☀
私がチェックアウトで精算している隙に、
ホテルの外に出た彼氏さんとリリー。
玄関前に積もったどか雪にふたりしてダイブ‼
リリーはスイス産の犬だけあって大はしゃぎ。
急に遊び始めるから動画が撮れなかったよ。チッ

ひとしきり遊んだ後、白川郷に向けて出発しました🚗 ³₃

この日の高速道路は通常営業していてほっとしました。
窓からの景色はあっちもこっちも真っ白!
山並みが異世界のようで素敵でしたことよ~❄️

白川郷に到着。
雄大な雪景色を前に感動して佇む彼氏さんと
カチカチに緊張しているリリーが対照的でした。

時間がまだ早かったせいか、せせらぎ公園駐車場はスカスカ。
公衆トイレも清掃中の札が出ていて観光客もまばらでした。

これは! リリーにとって好条件👍

旅の間、内弁慶の性格が度を越していたリリー。
なるべく人が少ないほうがストレスなく散歩できるわけで。

庄川にかかる「であい橋」を渡って合掌造り集落に入ることにしました。

引用元:白川郷観光協会


雪吊りっていうんですよね。
樹の枝の補強をしていました。


マンホールの蓋の絵も合掌造り。


人を串刺しにしそうな氷柱にびびりましたがな。

リリー 「路地からなんかでできた!」
耳がピーンと立っちゃった。

ブボボボボ
除雪マシーンの登場です。
観光客がいても「知ったことか」というように
おじさんが雪をまき散らしておりました。

まぁ、よそ者が呑気に雪だ雪だと騒いだらうるさいよね。
地元の人は生活がかかってますしね。


身長150cmの私より高く積もってます!
186cmの彼氏さんとほぼ同じ高さのところもありました。
彼氏さんはまたもリリーと一緒に雪にダイブ♪
雪遊びが楽しくてたまらんね。
私も飛び込めばよかったよ。

時間とともに次第に人が増えてきました。
旗を持ったバスガイドさんが
「こちらに来てくださ~い」
と団体さんの誘導に忙しそうでした。
しかも若者グループは雪合戦して転げまくってるw

リリーがバスガイドさんに近づいて制服のお尻をくんくん。
なにしとるねん!💦
焦って引き離したら余計に注目を浴びてしまいました。
「大きい!」
「白い!」
「かわいい!」
はいはい、かわいいですよ~。

「わんちゃんと一緒に写真撮りたーい!」
ぎょ。
出たな犬好き!
あるご婦人がタタタタと近づいて来て、
リリーのそばに立ち記念撮影。

急に知らない人がそばに来てリリーは目を白黒、
危険かもしれないとまた焦る私💦
代わりに彼氏さんが巧みにリードを引いてくれて、
注目の的からやっと逃げ出しました。

合掌造りの家並みをぐるっと散策したあと、
また「であい橋」まで戻ってきました。
橋の反対側から中華系観光客の集団が!
どよどよやって来る~。
これはまずい。
中国の方々はうまくすれ違ってくれるだろうか…

不安は的中し、案の定、
中華系女子3人が横一列に道をふさいどる!
ポーズを決めて写真撮影しとるがな!
そのせいで橋の途中で人がどんづまって動かなくなりました。

リリーはたくさんの人間の足に囲まれる形となり、
怖がって後ずさりし始めました。
これは首輪がすっぽ抜ける危険がある上に
もしか暴れたら川に落ちてしまう💦

私は慌ててしゃがんでチョークチェーンと前脚を掴み、
リリーが怖がってるよっ!
リードを持つ彼氏さんに大声で伝えました。

ほんっと大概にせえよ‼」
響き渡る彼氏さんの声。
周りの人々も一斉に中華系女子3人をジロっと睨みました。

女子たちは視線に気づいてハッと振り返り、
恥ずかしそうに下を向いてすれ違いました。
リリーも暴れずに歩いてくれて助かった。

勘弁してくれチャイニーズ。
首輪抜けの危機はなんとか回避できたけど、
この旅で一番肝が冷えた瞬間でした…。

続く